萌芽研究検討会 開催趣旨(2019年3月)
尾田基(東北学院大学)
2016年の設立当初は事例研究を主な対象として設立された本検討会でしたが,その後順調に回を重ね,2019年2月までに都合15回開催されました。4年目を迎えるにあたり,事例研究以外の経営学研究を行うメンバーも加わったことから,名称を「萌芽研究検討会」へと変更することにしました。
開催趣旨に大きな変更はありません。ポストドクトラル以降のキャリアを歩む研究者が1人でも多く研究を継続していけるよう,励まし合い,時に厳しいコメントをしながらも切磋琢磨していくことが活動内容となります。
人数が増えたことから,全体会合は年2回(夏休みと春休み)とし,その他の開催回については部会別セッションとすることによって,メンバー間のディスカッションを柔軟にセッティングできるように体制を整えました。今後とも当サイトでは部会や全体会合の開催予告や報告をお伝えしていきます。
メンバー(2019年4月現在)
相澤鈴之助(富士大学)大学web
青山允隆(就実大学)
尾田基(東北学院大学)個人web / researchmap
加藤崇德(茨城大学)大学web
酒井康之(帝京大学)大学web
櫻木理江(福岡女子大学)大学web
佐々木秀綱(横浜国立大学)
高田直樹(横浜国立大学)researchmap
新津泰昭(武蔵野大学)researchmap
藤山圭(國學院大學)大学web
三浦紗綾子(帝京大学)researchmap
渡辺周(東京外国語大学)大学web / researchmap
経営学事例研究検討会 設立趣旨(2016年6月)
本会は執筆途中の事例研究を主な検討対象として相互に検討すると共に、事例研究の遂行に伴う幅広いノウハウを共有蓄積し、事例研究を行う若手研究者の相互扶助を目的とする会です。
少数事例研究では研究の初期段階から明確に構造化された研究設計があるわけではない場合が多く,ノートや原稿を書きながら自身の研究をようやく理解しては書き直していくプロセスであることが日常的です。どう進むのか分からない段階の研究の種は他人に相談することが難しく,継続的に建設的なコメントをできる関係が重要となります。また,若手研究者にとって,調査や執筆活動のための研究時間を確保するためには,教育活動における習熟やその他の業務の効率化など,若手教員としてのノウハウ蓄積も重要となり,大学院生の頃とは違った自己管理能力が要求される状況にあります。
このような問題意識を共有するメンバー同士の互助活動を中心としながら,将来的には異なる世代から見識を得たり,ノウハウを伝えていける会になることが期待されます。当初はクローズドな研究会として運営しメンバーの定期報告を行い,順調に会が運営されるようであればその他の企画を随時立ち上げていきたいと考えています。